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櫛田神社
福岡県福岡市博多区上川端町1-41
Kusida shrine
祭神
左殿(大神宮)天照皇大神
中殿(櫛田宮)大幡主大神
右殿(須賀宮)素盞嗚大神
摂社・末社
夫婦(めおと)恵比須神社事代主大神 玉櫛姫大神
注連懸稲荷神社(あしどめ稲荷)豊受比賣命 倉稲魂命
松尾神社大山咋神
諏訪神社建御名方神
金刀比羅宮大物主神
皇大神宮豊受氣比賣神
竈門神社・淡島神社・白鳥神社(竈門神社)奥津彦命 奥津姫命
(淡島神社)少彦名神
(白鳥神社)日本武尊
熊野神社・手置帆負神社・少彦名神社(熊野神社)伊弉冊美命
(手置帆負神社)手置帆負命
(少彦名神社)少彦名命
天満宮菅原道真公
石堂神社吾田片隅神 多紀理比賣神 狭依比賣神 多岐都比賣神
二十二社二十二柱の天神地祗
白龍権現社白龍権現
子安社(児安社)子安観音

Kusida shrine inside 櫛田神社は博多の総鎮守として博多区上川端に鎮座し、地元の人からは「お櫛田さん」と称され親しまれています。
社伝によれば、天平寶字元年(757年)に伊勢国から大幡主大神〔おおはたぬしのみこと〕(大若子命)を勧請し鎮祭するために創立されたとされています。大若子命は越国の阿彦の討伐を命じられ、大いに旗(幡)を掲げて戦ったことから大幡主命の名が与えられた戦人です。倭姫命が皇祖天照皇大神の鎮座地を求めて伊勢国に入った際、姫が櫛を川に落としたのを護衛に随行していた大若子命が馬を駆って拾ったことからその地は櫛田(現在は松阪市櫛田町)、川は櫛田川と名が付いています。福岡市の櫛田神社は佐賀県神埼市の櫛田宮から勧請されたとも言われ、よってかつては神埼と同じく櫛名田姫を祀っていたとの説もあります。ちなみに三重県松阪市の櫛田神社には大幡主と櫛名田姫が祀られています。
左殿の天照皇大神を祀ったのは大幡主大神を勧請する以前からと伝えられています。
右殿の素盞嗚大神がこの地に祀られるようになったのは天慶4年(942年)に藤原純友の追討に博多を訪れた小野好古が神助祈願のために京都の感神院(八坂神社)より勧進したのが始まりとされています。
古くは祭神ごとに別々の神社となっていましたが、九州を平定した太閤・豊臣秀吉が社殿を寄進しひとつの神社としたことにより現在の姿になりました。
江戸時代には東長寺に属する神護寺が櫛田神社を管理していたが、明治元年(1868年)に神仏分離令が発布され独立することとなりました。神護寺跡地には現在櫛田会館が建てられ、山笠の会合などで利用されています。
境内にはそのほか多くの摂社・末社を配しています。
Kusida shrine front gate 境内には樹齢千年といわれる県指定天然記念物の櫛田の銀杏〔ぎなん〕、縁結びと子宝の霊木 夫婦銀杏(夫婦恵比須社近く)、蒙古軍船の碇石、山笠図屏風や秀吉の朱印状といった社宝を展示する博多歴史館、改装のため六月には飾りが外されますがそれ以外は年中常設されている飾り山笠、力士が力自慢に持ち上げた力石、博多おくんちで用いられる御輿と獅子頭、オッペケペー節で有名な川上音次郎の寄進碑、太閤の博多復興のさいに瓦礫を塗り込んで作られた博多べい(移築)、御笠川と那珂川を繋いでいた博多大水道を被覆した石蓋、正門天井にあるえと恵方盤(大晦日に翌年の恵方に変える)、拝殿の破風を飾るユーモラスな木彫博多風神雷神、櫛田神社や博多にまつわる絵で天井を彩る拝殿天井絵、拝殿横にあるミネラル分豊富な霊泉 鶴の井戸、筆塚、櫛塚、大正天皇行幸殿があります。
櫛田神社から離れて博多埠頭には櫛田神社の浜宮があります。ここで博多祇園山笠の棒洗いの神事などがおこなわれます。普段は訪れる人も少なく、ひっそりとしています。
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櫛田神社を正門から出てすぐの所に博多の歴史と風俗を学ぶことができる博多町屋ふるさと館があります。博多町屋ふるさと館は明治中期の町家を移築・復元したもので、中では博多の民俗文化にまつわるさまざまな展示や、博多織の実演などもおこなわれています。
Kazariyama (suyama)
境内の飾り山(改装中の状態)
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eto-ehouban
えと恵方盤
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shrine warehouse
神庫で出番待ちの祭事道具
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Kusida shore shrine
浜宮
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Hakata Machiya hometown mansion
「博多町屋」ふるさと館
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拝殿の破風にある一対のこの木彫は、暴風雨を一緒に起こそうと風神を手招く雷神の姿と、神社の氏子の願いを聞き入れ雷神の求めに「あかちょこべー(あっかんべー)」して応じない風神の姿を表しています。
thunder god
左破風の雷神木彫
wind god
右破風の風神木彫
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櫛田神社にまつわる祭礼や行事のうち有名なものとして博多松囃子、博多おくんち、そして博多祇園山笠が挙げられます。
ゴールデンウィーク最大の人出を誇る博多どんたく港まつりの母体である博多松囃子は正月15日に福岡藩主への年始の祝意を示し福博の町を練り歩く行事でしたが、現在ではどんたくパレードの先頭を行くとともに市内各地を祝い回るという行事になっています。松囃子は福神(福禄寿)・夫婦恵比須・大黒の三福神と稚児舞いによって構成されています。厳密には松囃子は櫛田神社の祭礼ではないのですが櫛田神社から出発するのが習わしとなっています。
博多祇園山笠は博多の地域で7月1日から15日までおこなわれる、櫛田神社右殿の素盞嗚大神へ奉納する祭です。この祭は男衆たちが山笠を舁いて市中を回る勇壮で疾走感あふれるものです。祭の最終日には7つある山笠がタイムを競い合い、参加者のみならず多くの観衆をも湧かせます。追山馴らしと追山では、櫛田神社正門より浜側(右側)に10メートルほどの山留めから出発となり、境内の桟敷席に取り囲まれた清道を回って「櫛田入り」を奉納、そして境内を出て国体道路へと進みます。また祭の期間中には市内各所で豪華絢爛な飾り山笠が飾られます。
秋期大祭として催される博多おくんちは牛車の御輿とともに獅子頭・稚児行列・奏楽・九州各県のミスコン優勝者・博多小学校金管バンドを伴った御神幸行列が見所です。そのほか博多小学校児童による相撲大会や近郊から集った選手による少年少女柔道大会もおこなわれます。

おもな祭礼
1月1日歳旦祭
1月3日元始祭
2月節分の日(3日)節分大祭
3月12日ぎなん祭
3月旧初午の日注連懸稲荷神社初午祭
5月3日〜4日春季大祭 松囃子・博多どんたく
7月1日〜15日祇園大祭 博多祇園山笠
10月初旬ぎなん落とし
10月23日〜24日秋季大祭 博多おくんち
11月15日七五三祭
12月2日〜3日夫婦恵比須神社大祭(千座祭)

観覧概要:「博多町屋」ふるさと館
開館時間
午前10時から午後6時まで(入館は午後5時半まで)
休館日
12月29日から12月31日まで
入館料金
一般 200円 / 20名以上の団体 ひとり150円
中学生以下、市内在住の65歳以上・心身障害者の方は無料
観覧概要:博多歴史館
開館時間
午前10時から午後5時まで(入館は午後4時半まで)
休館日
月曜日(祝日のときは翌日)、12月30日から1月6日まで
入館料金
一般 300円 小中学生 150円
交通アクセス
西鉄バス 「キャナルシティ博多」から5分、「川端町」から10分
福岡市地下鉄 「祇園駅」から5分、「中洲川端駅」から10分

→ 関連サイト:「博多町屋」ふるさと館

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